非誠勿擾/If You Are The One/誠実なおつき合いができる方のみ

きっとお気軽なお話しなのだと思います



  

三月に続いて、年末休暇は香港へ出掛ける。
事前にいろいろ調べたかったけれど、例によって仕事は忙しいし、忘年会は続いているし...。結局、出発の朝に荷造りをしたくらい。まぁ、香港は何でもあるし、山を歩く装備さえあれば何とでもなるか...。

この日は油麻地の百老匯電影中心という映画館で三本拝見する。
まず、一本目は大陸の作品「非誠勿擾/If You Are The One」。
ボクでも知っている大陸の俳優葛優(グォヨウ)とこれまた著名な台湾の女優舒淇(スーチー)の二人が主演。ジャンルでいうと恋愛ものというよりもコメディ。1/3ほどしか座席は埋まっていなかったけれど、あちこちで結構笑いの渦が出来ていて、きっとかなり面白い(それもウイットに富んだ面白さなのだと思います)のでしょう。もちろん、ボクには分厚い言語能力の壁が立ちはだかっていて、その面白さもほとんど理解できませんでした(がっくし...)。

金持ち(?)の中年男性・秦奮(葛優)が、結婚相手を探して恋人募集の広告をネット上に出し、応募してきた様々な女性と出会うというのがこのお話しのベース。その中で、笑笑(舒淇)という女性と出会い、紆余曲折を経て...。
ただ、全体的にどうも理解できないというか、意味不明な部分が多く、ボクにとってはあんまり乗れなかったのも事実。
北京に始まって、杭州、海南島そして北海道とさまざまな場所でロケが行われていて、何か観光プロモーションのフィルムのような趣もありますね。
中でも傑作なのは阿寒湖半の街(?)にある「四姉妹」という店に飲みに行くエピソード。このシーンでの面白さはボクにも充分理解できました。中国の方にとって、日本のスナックというか居酒屋のシステムはいったいどのように映るんでしょうかね、ちょっと興味がありました。

肩の凝らない作品でしょう。気軽に楽しめるのではないでしょうか。
ただ、舒淇はこの作品では彼女の魅力の1/3も出ていなかったような気がします。まぁ、そもそも、そういう作品ではなくて、夢のようなお話しなんでしょうね、きっと。
日本での上映は、映画祭程度かな。いったいどんな字幕が付くのか、怖いもの観たさで拝見したいような気もします。でも、劇場公開はどうでしょう?

おしまい。