第9回・輝ける、偽・ジェルソミーナ通信大賞 |
07年はあんまり観られませんでした... |
2007年。この年はボクにとって“弱っていた一年だった”と記憶されるのだろうか?
まず、欧州賞。
次に米国賞。
そして、チャイニーズ賞。
韓国賞。
じゃ、日本賞。 その他の地域では、「世界最速のインディアン」(ニュージーランド)、「ボンボン」(アルゼンチン)、「モン族の少女 パオの物語」(ベトナム)などが印象に残っています。 男優賞は「善き人のためのソナタ」の“HGW XX/7”ことウルリッヒ・ミューエ。これはボクの中ではすんなり決まりました! でも残念ながら、07年に彼は亡くなってしまっています(合掌)。 女優賞には「美女はつらいよ/200 Pounds Beauty/カンナさん 大成功です!」のキムアジュンにしましょう。彼女は本当に旬の女優さん。もし、今年選ばないと、今後どうなってしまうかわからないからね〜。 行ってみたい都市大賞。 ユタ州のボンヌヴィル(「世界最速のインディアン」)にしょうか、それともアルゼンチンのパタゴニア(「ボンボン」)にしょうか...。やっぱりパタゴニアにします。きっと一生行くことはないでしょうから(まぁ、ユタにも行かないと思うけど)。でも、一度は南米の風に吹かれてみたいですね。
大賞次点。
では、例によって全く権威はありませんが、ボクが独断で選んだ「第9回・輝ける、偽・ジェルソミーナ通信大賞」。
07年はたくさんの賞を選ぶには本当に分母が少なすぎました。 振り返れば「偽ジェ」を書き始めて10年目になろうとしています。当時と較べると、観ようと思う作品を選ぶ選択の基準もずいぶんと変わったし、もちろん公開される作品群も大きく変化しています。映画館もかなり変わりました。映画を取り巻く環境そのものが大きく変化しているのです。ボク自身の行動範囲も変わったしね。 これからもなんとか頑張って「偽ジェ」は続けていきたいと思いますのです、末長くご愛顧、応援いただけますようよろしくお願いいたします。 おしまい。 |
大賞 | 男優賞 | 女優賞 | 行ってみたい都市大賞 | |
第1回(99年) | 八月のクリスマス | アリ少年 「運動靴と赤い金魚」 |
クリスティーナ・リッチ 「バッファロー66」 |
テヘラン 「運動靴と赤い金魚」 |
第2回(00年) | 初恋のきた道 | ホック 「フォーエバー・フィーバー」 |
スー・チー 「玻璃(ガラス)の城」 |
粟国島 「ナビィの恋」 |
第3回(01年) | 不思議惑星ギン・ザ・ザ | 朱旭 「こころの湯」 |
レニー・ゼルウィガー 「ベティ・サイズモア」 |
フィレンツェ 「冷静と情熱の間」 |
第4回(02年) | 悪い男/Bad Guy | ゲンとジュン 「able/エイブル」 |
宮沢りえ 「たそがれ清兵衛」 |
キューバのバス停 「バスを待ちながら」 |
第5回(03年) | 一票のラブレター | ティモシー・スポール 「人生は、くもりときどき晴れ」 |
チョンジヒョン 「猟奇的な彼女」 |
キシュ島 「一票のラブレター」 |
第6回(04年) | 父と暮らせば | 柳楽優弥 「誰も知らない」 |
寺島しのぶ 「ヴァイヴレータ」 |
LAのゲイバー 「コニー&カーラ」 |
第7回(05年) | ミリオンダラー・ベイビー | シュクラン・ギュンギョル 「少女ヘジャル」 |
田中裕子 「火火/ひび」 |
ウォンカのチョコレート工場 「チャーリーとチョコレート工場」 |
第8回(06年) | 13歳の夏に僕は生まれた | ファンジョンミン 「君は僕の運命 ユア・マイ・サンシャイン」 |
アンニ・クリスティーナ・ユーソ 「ククーシュカ ラップランドの妖精」 |
ヘルシンキ 「かもめ食堂」 |
第9回(07年) | 夕凪の街 桜の国 | ウルリッヒ・ミューエ 「善き人のためのソナタ」 |
キムアジュン 「美女はつらいよ カンナさん 大成功です!」 |
パタゴニア 「ボンボン」 |