カンナさん 大成功です!/美女はつらいよ

キムアジュンの次回作が楽しみ!



  

韓国のお正月映画が一年を待たずに日本でも劇場公開される。これって早いのか遅いのかは評価が分かれるところだろうけれど、いわゆる韓流スタアが出ていないだけに価値があると思う(もっとも、原作が日本のコミックという側面も見逃せないだろうけどね)。
ボクは幸か不幸か、すでに韓国版のVCDでひと足早く拝見している。

しかし、やっぱり字幕って偉大だなぁ...。つくづく自分の語学力の無さと想像力の逞しさには唖然とするしかない。まぁ、今回のお話しはそうシリアスなものではなく、コメディ路線だけに大筋はその通りだったけど...。

底辺に流れるのは、やっぱり人は“見た目”が大切だということ。
そんなことは千も承知しているけれど、なかなか一筋縄では行かないのが人情なんんでしょうか。キレイは女(ひと)が好きなくせに、自分の彼女にするなら整形は認めないという相容れない考え方。でも、キレイじゃないとまな板の上にも上げてもらえないのに...。
もう一つのテーマは、所詮、男は女の手のひらの上で遊ばれているということなのかな。皆なが皆んなそうではないと思うけど、肝っ玉が座っているし、割り切りや開き直りも早い。
結局、うじうじと悩んでいるだったら、思い切って行動した方にいい結果が待っているということなんでしょう、きっと。

物語りはここでは繰り返さないけど、安心してご覧になって、そして笑って楽しめる作品だと思います。まさにお正月映画としてぴったりです。
まぁ、明らかにハンナと言っているのにカンナという字幕をかぶせるのはどうかと思うけどね(もっとも、邦題だってそうか...)。
ボクが拝見したのは、公開初日の初回。20名ほどの入り。その後もどうかなぁと心配していたけど、まだ続映しているスクリーンもあるようだから、大ヒットとまでは行かなかったけれど、そこそこのヒットにはなったのではないでしょうか。
そうそう、今からキムアジュンの次回作が楽しみです、はい。

おしまい