#035・夏ツバキ

どんよりとした曇り空が似合う「沙羅の木」

(2004/Jun./13撮影)

今回はちょっと「番外編」

何年か前に、新聞で見かけて兵庫県の猪名川町の景福寺へ出かけた。ここには境内に「沙羅の木」がたくさんは植わっている。この「沙羅の木」が有名。梢に咲く花よりも、はかなく地面に落ちた純白の花が美しい。
この花は、晴れ上がった青空の下で見るよりも、たれ込め今にも降ってきそうな曇り空が似合うような気がします。

この「沙羅の木」こそ、「夏つばき」

翌年の早春、三原の神明祭の植木市で買ったのが、今回ご紹介する「夏つばき」 いつもこのページで紹介するツバキとはちょっと種類が違うけれど、白の一重、そして花弁がそのまま落ちる姿はツバキに良く似ている。
葉や枝、樹勢は全くべつものだけどね。

夏ツバキは一日花。
今朝、庭に出ると膨らんでいたツボミが三つ開いていた。例年はポツポツと咲く程度だったけど、今年は20ほどツボミがついている。しばらくは楽しませてくれそうです。
(文:04/06/13、写真:04/06/13)

 

白 一重 小輪