#014・絞り侘介・しぼりわびすけ

寒さに震えながら

(2004/Jan./11撮影)

この冬は暖冬だと言っていたのに、年が明けてからは寒い日が続いている。この寒さと忙しさにかまけて、しばらく更新をさぼってしまった。
こっちは寒さに震え上がっているというのに、季節は着実に進み寒くてもちゃんと順番通りに咲いてくれるから不思議。

この株はそこそこ大きくなっていた(売れ残っていた?)ものを岐阜で買った。
どうして岐阜か? 何を隠そう長良川スタジアムにサンフレのゲームを応援に行った帰りだったのです。その時には三本買ったんだけど、他の苗も今も元気にしています。

今は地植えで、ひょろっとしているけど元気に育っている。花も多く付けてくれています。昨夏のチャドクガの猛威に襲われたけれどね。その分、秋からは手厚く世話をしています。この連載もスタートしたことだしね。
アカワビの花弁を少し伸ばして、そこに白い斑(ふ)が入ります。その斑が大きくはないんだけれど顕著。このコントラストがこの花の命でしょうか。こんなに鮮やかに斑が入るワビスケは多くないと思います。斑の入る場所や大きさは花によってまちまちです。
ほんとはもっと注目されてもいいんだけれど、いかん咲く時期が悪い。寒い寒い極寒。それに日の出が遅い時期なもんだから、家を出るときには気づかず、家に帰ってきたらもう真っ暗。休みの日になってようやく気が付く。ほんとにかわいそうです。でも、花が少ないこの時期には貴重な「紅」ですね。
(どうも写真が上手く撮れていなくてごめんなさい)
(文:04/02/14、写真:04/01/11)

 

濃紅 顕著な白斑 一重 小輪 早咲き