#001・炉開き・ろびらき

ユキツバキとチャの自然交配種

秋を待ちかねて花をほころばせた「炉開き」
(2003/Oct./04 撮影)

シーズン到来を告げる「トップバッター」。
この「炉開き」は他の品種に先駆けて秋の入口から咲き始め、春の終わりまで長く次々と咲き続けてくれる。
正直言って花の色も形もイマイチだけど、早くから遅くまで咲くのはありがたく、愛すべき一種ですね。
秋から冬にかけては色濃く、暖かくなるに従って花の色が薄くなるような気がします。
極めて強健で、世話要らず。分枝が多く、適当な剪定が必要です。
ユキツバキとお茶の自然交配種だそうで、花の形、葉の形はお茶そのものです。ただ、花の色はユキツバキから受け継いでいるのでしょう。桃ともピンクとも言えるその色はなかなか素敵です。

先日、珠のようなで桃の花のようなかわいいツボミが色づき始めたなって思っていたら、翌朝には可憐な花を開けていました。
今年は猛烈な残暑だったのと、チャドクガの被害甚大なため充分な世話が出来なかった(単にサボっていた?)ので、例年に比べるとツボミの数はうんと少ないです。(03/10/04)

桃 平開い咲き 小輪 多花性