ジェリーフィッシュ |
暗闇の中をふわふわと漂うのは... |
酷暑の大阪を逃げ出して飛行機に飛び乗る。その飛行機が到着したのは仙台。
予告編だけは関西の映画館で何度も目にしていた。幼い女の子が浮き輪をしたまま走り回る姿が印象に残っていた。イスラエルの映画。 結婚式の披露宴などパーティを開くホールで働く女の子。彼女ははっきり云って仕事も勤務態度もおざなりで、まぁクビになっても仕方ないかなぁ...。そんな彼女が海岸で出会ったのが、件の水着姿で浮き輪をした幼い女の子。そばかすに目がくりっとしたかわいらしい子で幼稚園くらいかな。でも、何故か浮き輪をはがそうとすると大きな声を出して抵抗する...。迷子なのか、捨て子なのか?警察の対応もおざなり(まさに、ケンチャナ)だし、結局は自分の部屋に連れて帰ることになってしまう。夕暮れの海岸って、夏でもどこか淋しいものなんですね。 結婚式で大怪我をして骨折してしまった新婦。結局、新婚旅行には行けず、海岸に立つホテルに投宿することになる。新婚だというのに、通されたのは低層階で外が騒がしい部屋。新郎はいい部屋に替えてくれと交渉するもラチが空かない。そんな時、ホテルの外部階段を上がって行くと、謎の女性と出会う...。その女性は話しを聞くと、自分が使っているスゥイートとチェンジしてあげると提案。新婦はこの申し出に、二人の仲が怪しいとにらむのだが...。 フィリピンの方の家政婦を雇うのは香港だけだと思っていたら、イスラエルでもそうなのね。やり手の娘は忙しくて自分の母親の面倒を見る時間がない。従って、家政婦を雇うのだが、やって来たのはヘブライ語(アラビア語?)も理解できないフィリピンの女性。お互いの心は通じない。フィリピンの女性は街角で見かけた大きな帆船の模型を、故郷で待つ息子に送ってやろうと思うのだが...。(この娘さんの舞台は必見!です)
ラスト、海岸でアイスクリーム売りのおじさんに出会う。 おしまい。 |