初恋のアルバム〜人魚姫のいた島〜 |
主役の二人がいい |
とうの昔に祇園祭も終わってしまったのに、祇園祭の前に観た映画を今更ながら紹介するのは、本当に間が抜けたお話しで申し訳ございません。避暑もかね、調子に乗って映画ばかり観ているのに、家に帰るとビールを飲んですぐに寝てしまうので、なかなかテキストが打てません。まぁすっかり言い訳ですけどね。
さて、京都へは時々お邪魔するけれど、ここ京極弥生座さんへ来るのは始めて。
チョンドヨン、パクヘイルが主演のタイムスリップ純愛物。ボクは一度VCDで見てしまっている。
現在のナヨンが、母親のヨンスンに対して、驚きながらもとても温かく接しているのがいい。それに、過去をいぢらない。その姿がいじらしい。援助したり、口出ししたりしたいものなのに、この手のお話しにありがちな「過去を変えられるのか?」という命題には触れようともしない。
チョンドヨンもさることながら、この映画で輝いているのは若き日の父親ジングクを演じたパクヘイル。かげりがなく、爽やかで、本当に絵に描いたような好青年を演じてます。いいなぁ。でも、青年としては良くても、旦那として父親としていいのかどうか(出世できるとかお金儲けに長けているという意味で)は別なんですね。 ありそうだけど、決してなさそうなこのストーリーをぐいぐいと最後まで観客を引っ張って行く力は凄いなと思いました。調べてみるとチョンドヨン、ソルギョングの「僕にも妻がいたらいいのに」の監督さんでした、なるほどね。 おしまい。 |