テッセラクト |
これはカオス的と言うのか |
まるで綱渡りのようなタイムスケジュールで映画館をハシゴする。 前日に封切られらたばっかりの「テッセラクト」。お客さんの入りはどうかな、と思ったら、あんまり入っていない。ちょっと寂しいぞ。タイの映画とは云え、ほぼ西洋人が主役のようなもの、タイはバンコックの街を借景に出したようなものか。
ほとんど何の予備知識もなしに観たのだけど、これがね、なかなか面白い。
ある部屋では、イギリス人の青年が部屋で時間が来るのを待っている。また、別の部屋では組織に雇われた殺し屋の女も時間を待っている。もう一つの部屋では西洋人の女が心理学のケーススタディのインタビューをビデオに録画している。
別にメッセージ色が濃いわけではない。かと言って、アクションでもない。もちろん、感動作でもない。
この映画のタイトル「テッセラクト」とは、どんな意味なんだろう? そんなに街の風景は出てこないのにもかかわらず、いっぺんバンコックに行こうかな、そんな気にさせる映画です。まずまずのおすすめ。お時間があれば、ご覧になっても損はしないような気がします。 この映画、監督(オキサイド・パン)やスタッフは香港とタイ、製作は日本、だそうです。 次回は、ようやく観てきました。チョンジヒョンの主演作「4人のテーブル」を案内する予定です。 おしまい。 |