「トータル・フィアーズ」 |
これはエンターテイメントなのか、それともすぐそこにある危機なのか? |
猛暑というか酷暑が続いています。みんさん熱中症などにかかっていませんか? CIAの情報分析官ジャック・ライアン(ベン・アフレック)が主人公の破天荒なSFアクション大作ですね。原作はトム・クランシーの小説だそうです。過去にトム・クランシー原作でジャック・ライアンが主人公の小説が『レッド・オクトーバーを追え!』、『パトリオット・ゲーム』と『今そこにある危機』と映画化されているそうですが、これらはどれも未見なので比較はできません。 この映画はエンターテイメントなのか、それともすぐそこにある危機なのか?
ソ連が崩壊して東西の冷戦は一応終わりを告げた。しかし、米ソ両国とも今なお相当数の核兵器を保有している。これは「やられたらやり返す、やり返されるからやらない」という核抑止論がまだ効力を持っているからに他ならないからだと思う。その、考え方の裏を突いたのが、第三勢力のナショナリズムの権化、ヨーロッパの国粋主義者たちだ。
そこへ登場するのがジャック・ライアン。
ストーリー展開は、非常にスピーティで、息をつくひまさえない。手に汗握って、ハラハラドキドキ。いやぁ、良く出来た作品になっています。
CIA長官役に最近売れっ子のモーガン・フリーマン。今回はちょっと軽い役だけど、相変わらずそつなく好演しています。 おしまい。 |