「ドッジ Go! Go!」 |
甘いなぁ |
甘い。
40才のおっさんには、小学生の間でドッジボールがどれだけ流行っているのか分らない。でも、全国大会がある位だからそこそこ人気があるんだろうと想像は付く。それに主人公のゆき子がこれだけ燃えているんだもの、人気があってなおかつ面白いスポーツなんだろう。だからこそ、きっちりと作りこんで欲しかった。
プロ野球選手を父に持つゆき子(田島有魅香)は横須賀でドッジボールチームに入っている元気な小学6年生だ。でも彼女のチーム・ドッジキッズは弱小チームで、同じ市内にある山手に負けてばかりで、全国大会に出場経験も無い。山手は去年も日本一に輝いているのに。 いまどき、都会のチームで専用の練習場を持っているスポーツ少年団があるだろうか? ドッジキッズは凄く恵まれてる。専用の練習場があって、なおかつ25年も監督をしている閑人のコーチがいて、強くならないのはおかしいよ。それはチームの方針が勝利至上主義ではないと考えるのが普通だろう。でも、どうやら監督は勝ちたい、強いチームにしたいと考えているようだ。なのに結果が出ていない。それはあんたらの努力不足でしょ。現状のドッジキッズに対して、誰も同情しない。感じるのは情けなさか哀れみだけだよ!
主人公の田島有魅香が凄くいい。この映画はこの子でずいぶん救われてる。 おしまい。 |