「シャンプー台のむこうに」

ギャラクシー・クエストのあのスポック博士が...


  

あっと言う間に1月も終わりですね。早いものです。この頃は寒さにも嫌気がさして、早く暖かくならないかと春を待ちこがれています。皆さん風邪などお召しにならず元気にお過ごしでしょうか?

さて、今回観てきたのは「シャンプー台のむこうに」という映画。イギリスの田舎街が舞台になっています。予告編を観たときに「このお父さんは名作(迷作?)‘ギャラクシー・クエスト’でスポック博士を演じていた爬虫類のおっさんや!」と思ったものです。この人アラン・リックマンって言うんですね。この他にも最近出演作の公開が目白押しのジョシュ・ハートネットが息子役。ハーネットの恋人(幼なじみ?)で‘シーズ・オール・ザット’のレイチェル・リー・クックも出演しています(‘シーズ〜’の時の方がかわいかったなぁ)。ライバル美容師のアシスタントにはきっとこの人●●なんだろうな(顔は分かっても、名前が出てこない)、って方が出ています。

お話しは、かつて全英美容選手権を二連覇した美容師フィル(アラン・リックマン)が、今はキースリーという田舎街で息子と二人で散髪屋を開いている。通りを隔てたパーマ屋の女主人・シェリーとは元夫婦だが、今は一言も口を聞かない。それは選手権三連覇を目前に控えた日に、奥さんとヘア・モデルのサンドラが駆け落ちしてしまったから。
町長の肝いりで、今年の全英美容選手権がこの田舎街キースリーで開催されることになる。フィルの息子ブライアンはこのニュースを知り、自分も出場したいと思うが父親はまったくその気がない。
そのころシェリーは病院へ。彼女は末期のガンを患っており余命幾ばくもないことを知らされる。彼女は今も一緒に暮らしているサンドラにはこのことを知らせてはいない。
そして、この選手権に向けて、もう一度家族が一つになれないかと模索し始める...。

この映画の見どころは筋を追うことも一つですが、選手権に出場する美容師たちが創り出す奇抜なヘアスタイルにあります。こんな髪型にされたら迷惑なだけやのに、という髪型ばっかり。ひところ流行った「カリスマ美容師」もこんなんやったんでしょうか。美容師が髪をカットするときにリズムが必要なのも今回初めて知りました。
伝説の美容師アラン・リックマン、かっこ良かったですよ。

お気軽に楽しめる一本としてオススメしておきます。
会場はナビオ7階のシネ・ナビオ。月曜の最終回に行ったのですが、わずか10名と寂しい入りでした。
次回は韓国映画「少女たちの遺言」をご紹介する予定です。

おしまい。