「耳に残るは君の歌声」 |
金貨を砂糖壺に隠すのは悲しい |
正月寒波が去り、なんと3月下旬並に暖かさだという。晴天でこの気温だというのに、ボクは「お正月疲れ」で早起きできず、山歩きもお休み。家で炬燵のお守りだ。いや、正月貧乏で蟄居なのか。
クリスティナ・リッチに会うのは「バッファロー66」以来だから、2年振りぐらいですね。ぐっと大人っぽくなっているけど、雰囲気は以前のままです。
お話しは、1930年前後。ロシアの寒村に住むのはユダヤ人たちだ。男たちは米国へ家族を残して出稼ぎに出掛ける。残されたのは老人と女子供たち。ある日この村が襲撃に遭い焼き討ちにあってしまう。幼いフィゲレは若い男の子達と村を命からがら逃げ出す。ただ一つ、父に写真を一枚持って(この幼少時代のフィゲレを演じた少女がなかなか芸達者で、ほんとにいい、上手い!)。
ここからは、オペラへの出演(このオペラに主演しているのがジョン・
タトゥーロ)。第二次大戦の戦火がパリに迫り、スージーの身に迫る危機。そしてオペラの舞台で知り合ったジプシーのチェーザー(ジョニー・ディップ)との恋、下宿の大家との交流。チェーザーとの別れ、パリから米国への命をかけての逃避行、などなど。歴史の流れに翻弄され続けるスージー。乗っていた客船が撃沈され、ほんとに命からがら米国の土を踏むフィゲレ。
映画の中でたびたび歌われる「耳の残るは君の歌声」のメロディが頭の中でこだまし続けていました。
次は、香港ものの「ジェネックスコップ2」をパラダイスシネマへ観に行く予定です。 おしまい。 |