「メメント」 |
ちょっとつかみ所がない不思議な映画 |
お正月は慌ただしく過ぎていくものですね。特にこれと言って何もしていないのに、気が付くともう長かったお正月休みも終わりです。
問題作だけあって、なかなか斬新なアイデアが盛り込まれた作品。
主人公レナードは後天的な記憶喪失。奥さんが家に押し入った賊にレイプされ殺され、自分も頭を強打したのが原因だ。だから、この事件までの記憶は鮮明にあるのだが、その後の記憶はない。しかも、10分前に自分が何をしていたのか、何を考えていたのかも分からない。思い出せないのだ。 こういう設定も斬新だけど、映画の作りそのものもかなり斬新。
レナードは「いつも、眠りから目が醒めた状態」なのだ。何か夢を見ていたような気がするけど、その夢を思い出せない、そんな瞬間の繰り返しだ。
結局、最後まで観ているボクにも何がホントで、何がウソなのかよく分からない。そして、時間が許すなら、もう一度観てみたいと思う。そんな、ちょっとつかみ所がない不思議な映画です。 次回は「恋する遺伝子」をシネ・リーブル梅田へ観に行く予定。 おしまい。 |