「ホールド・ユー・タイト」

わからない


  

寒い、寒いと言っているうちにもう2月も半分。あっと言う間に大阪城ですね。

さて、今回観てきたのは97年の香港の作品。「ホールド・ユー・タイト」。会場はここも「毎度」の扇町「ミュージアムスクエア」。平日の19:30からの回にぎりぎりで飛び込んだんだけど、20名弱の入り。ここは席によってだいぶ見やすさが違うけど、まずまずの座席が確保できました。

香港の映画にしては娯楽性に乏しい、恋愛(?)映画。集中して観ていたにもかかわらず、なんかストーリーが理解しにくい(ような気がする)。時空間が入り乱れて、冒頭のシーンに映画の中盤でようやく戻る。
香港の映画ではおなじみのエリック・ツァンが好演している、この人ゲイ役が本当に多いなぁ。実生活でもゲイなのかな。

コンピュータ技術者のワイは新婚さんだが、自分の仕事に没頭して、奥さんをかえりみない日々が続いていた。だがある日、奥さんは台湾に出張中に急死してしまう。亡くしてみて初めて判る恋しさ、いとおしさ。
と、書けばなんかメロドラマみたいやけど、ここにゲイの若者とエリック・ツァン演じる中年のゲイがいたりで、話はややこしくなる。

「まさかここで終わりとちゃうやろな」と思ったところで映画が終わってしまう。思わず唸ってしまいます。説明不足の映画で、観る人によって印象が異なるだけではなく、解釈も異なるのではないでしょうか。

ただいまこのミュージアムスクエアでは「チャイニーズ・オデッセイ」と銘打ってこの作品と「最愛の夏(台湾)」「ルアンの歌(中国)」の3本が変則的な時間割で公開中です(2/23まで)。

おしまい。